トビウオ読書日和

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仕事をやめる前に意識しておきたいこと 〜何かを辞めれば上手くいくのか?〜

もしお金があればこんなことができるのに

もし仕事をやめたらこんなことができるのに

もし部活をやめたらこんなことができるのに

・・・・・・

 

こんな風に思うことはないでしょうか

でも「何かをやめればできるようになる」のでしょうか!?

 

◯◯がなければ…

物事が上手くいかないとき

「ああ、もし◯◯だったらな〜」

なんて思うことはありませんか!?

 

①もしお金があれば幸せに暮らせるのに

②もし仕事をやめたら楽しく暮らせるのに

③もし転職したらもっと自分を活かせるのに

④もし部活をやめたら勉強ができるのに

 

私はこんな風に思うことがありました。みなさんはこんな経験はありませんか?

 

「もし」と思うことが起こっても何も変わらない!?

もし自分が宝くじに当選して2億円あたったら!なんて一度は考えたことがないでしょうか?もし自分が2億円を手にしても今とさほど幸福感は変わらないのではないかと思います。昨年はこんな本も流行りましたよね。

        

自分のこれまでの経験では、何かを辞めても本当に強い意志がないと他のことを上手く成し遂げることができませんでした。◯◯がなければ…というのは、上手くできていない自分が悪いのにそれを他の何かの責任にしているということです。

 

 

環境ではなく自分の努力を嘆こう

愚者は自分の置かれている環境を嘆く

賢者は自分の努力のなさを嘆く

という格言があります。今回の場合まさにこの通りで、周りの環境を嘆くばかりでした。しかし環境を嘆く前に自分はどうでしょうか。自分が変わらなければ、周りの環境が変わったとて上手くはいかないでしょう。

 

さいごに

周りの環境があまりに悪かったり、あまりに自分に合わない場合は環境を変えることは大切です。

そしてもう一つ、自分が変わらなければなにも変わらないということもよくよく念頭において行動していきたいものです。

 

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ラーメン屋で思う〜男性脳と女性脳

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友達とラーメン屋に行ったときのこと。

注文を待つ間、友人としばしの歓談。

仕事のあれこれ、プライベートのあれこれ…よくある光景です。

そしていよいよラーメン到着

 

ズズズズズッ

私「…………………」

ズズズズズッ

友人「………………」

ズズズズズッ

「……………………」

 

ラーメンを食べ始めると

お互い喋らないこと喋らないこと

そして食べ終わると弾む会話。思えば男友達とご飯を食べに行くと食べ終わるまで結構無口なことが多いです。

一方で近くの女性客を見てみると、食べながらでもあれやこれやと喋ること喋ること。これって…

男性脳と女性脳

男性の脳と女性の脳とでは、少し特徴が異なるというのを聞いたことがあります。

男性脳:一点集中型

女性脳:複数同時進行型

こんなところにも男女の差が現れるんですね。

 

まとめ

例えば夫婦で食事しているとき、男の人に「もっとしゃべってよ」と言ったこと、もしくは女の人に言われたことがある!なんて経験ないでしょうか。私はよくあります。

しかし男は食事という一点に集中して取り組んでいるのです!同時進行できない不器用なやつなのです!ご理解ください!

 

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【仕事の本質】ドラマ『家売るオンナの逆襲』と『レンガ職人の話』

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『家売るオンナの逆襲』(水曜22:00〜)

というドラマで北川景子演じる三軒屋チーフの決めゼリフ

「家を売るためです!」

変な言葉……でもこれって…!

今回はこの言葉と我々の仕事について考えてみましょう。

「家を売るためです」使用例

庭野「水族館の話を聞き出すなんて流石ですね」

三軒家「全部ウソだ。家を売るためだ!」

 

仕事でネットカフェに来て…

三軒屋「それはキャンセルしなさい!カップルシートで!」

庭野「なんで!?」

三軒屋「これも家を売るためです!」

 

三軒屋チーフは聞かれること聞かれることに「家を売るためです」と答えます。

このセリフを聞くたびに思い出すのが「レンガ職人の話」です。

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レンガ職人の話とは?

レンガ職人の話はイソップ童話の中のお話です。

旅人が道を歩いていると、レンガを積んでいる3人の職人に出会い、「ここで何をしているのですか?」と尋ねます。
1人目は「レンガを積んでいるのさ」と答え、辛くて不公平だと考えていました。
2人目は「大きな壁を作っているのさ」と答え、家族を養うために仕事があることに感謝していました。
3人目は「歴史に残る偉大な教会を作っているのさ」と答え、教会の完成をイメージし、そこに訪れる人々の幸せまで考えていました。

引用:https://www.nohkai.ne.jp/tyorei/?p=2297

よく会社の研修などでも使われる話ですのでご存知の方もいらっしゃったのではないでしょうか。

「ここでいったい何をしているのですか」という問いに

A:レンガ積みに決まっているだろ。

B:大きな壁を作っているんだよ。

C:歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ。

と答えます。

Aの人は目の前のことしか見えておらずヤル気も全然湧いていません。逆にCの人は物事の大局を見ておりやり甲斐を感じています。「木を見て森を見ず」の木を見る人(A)と森を見る人(C)に当たります。

このCの人と『家売るオンナの逆襲』の三軒屋チーフ(北川景子)が重なって見えるのです。

「なんでそんなことをやるんですか」

三軒屋「家を売るためです!」

 

相撲界にみる三軒屋チーフ

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かつて若乃花貴乃花の両力士が昇進伝達式での口上において「四字熟語」を使用してこれからの抱負を語りました。これを機に半ば慣例となって、昇進力士が四字熟語を使って抱負を語るようになっています。その中で今回注目すべきが琴奨菊の四字熟語です。

琴奨菊(2011年)大関

万里一空ばんりいっくう

どこまでも同じ一つの目標を見据え、たゆまず努力を続けるという心構えを表す語として引用されることも多い。

この「同じ一つの目標を見据え」て努力した琴奨菊は相撲界の三軒屋チーフだなと思いました。琴奨菊が「家を売る」という一つの目標を見据えて努力する三軒屋チーフと重なって見えました。

 

まとめ

今回『家売るオンナの逆襲』というドラマの「家を売るためです。」というセリフから、物事の本質を見て行動する大切さを思い出しました。

もちろん、質問されて「家を売るためです」では、会話としておかしいですし、何より変わり者のレッテルを貼られてしまいそうです…。ですので、心の中では物事の本質を忘れずに取り組み、やりがいを感じながら仕事をしたいものです。

 

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PayPayの20%還元はノーリスクの資産運用!?

PayPayが100億円還元キャンペーン第2弾を発表し、話題となっています。支払金額から20%が還元されるキャンペーンです(上限1000円)。興味を持って実際にやってみました。

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20%還元されました!

 

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↑10回に1回全額還元!!100円全て還元されました!!

 

やってみると支払いも簡単ですし、何よりお得感があります。でもQRコード決済って正直なところ…

電子マネーとかクレジットカードと同じだな…。電子マネー、クレジットカードと何が違うんだ!

今回はPayPayについて考えてみましょう!

電子マネー決済とQRコード決済との違い

調べてみると大きな違いは

【客】財布なしでスマホで決済

【店】初期費用や手数料が安い

 

店舗側のメリットも大きいようです。これまでは初期費用や決済手数料の問題で電子決済を導入できなかった店舗も多くありました。しかしQRコード決済を導入するのは手数料・設備の面で壁が低いようです。ですからこのQRコード決済の導入店が増え、日本の低いキャッシュレス率は上がっていくのではないでしょうか。

 

ポイント還元は資産運用!?

でポイント還元について考えたのは

・  PayPayで支払い1000円還元される

・  資産運用で1000円の運用益を得る

この2つは同じなのかな?違うのかな?ってことです。

 

例えば

資産運用

CMなどでおなじみのポケトークを販売しているソースネクスト(株)の株を資産運用したと考えます。 

①  株価500円で100株購入

②  株価515円で100株売却

すると、1500円の利益、税金と売買手数料を差し引いて約1000円の利益となります。これは資産運用ですから、当然リスクが伴います。500円で買った株が490円に下がるかもしれません。

 

PayPay

しかしPayPayのキャンペーンを利用して、普段から購入しているものを合計5000円相当購入したとしましょう。すると20%の還元ポイント1000ポイントがもらえます。しかもこれにはリスクが伴いません

 

資産運用をする際は常にリスクが付きまといます。しかしながら20%還元キャンペーンというのはお得こそあれ、リスクはありません。これって美味しいことだと思うのですがいかがでしょう。

・有望株を見つけて買う

・PayPayに登録して決済する

もちろんPayPayでお金が増えることはありませんが、この2つの行動は比べてみると面白いです。

 

でもPayPay残るのはお金ではなくポイントじゃないか!

PayPayのキャンペーンでは、アプリ内に還元分が付与され「残高」が増えます。資産運用では「お金」が増えます。

しかし今の世の中、「お金」というものは何なのかと疑問に思うことがあります。例えば、銀行口座に振り込まれた給料。これって「お金をもらった」というより「通帳の数字が増えた」というイメージではないでしょうか。現金手渡しの方は違うかもしれませんが、もはや給料すらも通帳の数字が増えるだけ。しかもそれを現金化して支払うのではなく、クレジットカードや電子決済で数字のまま使うことも多いです。これってポイントをもらってポイントを使うのとほとんど同じですよね?

 

まとめ

やや飛躍していたり、冷静に考えたら「当たり前だよね」という考えだったかもしれません。しかしこのPayPayのキャンペーンで「お金」というものの変化を考えさせられることとなりました。

ポイント還元があるからといって、普段買わないものを買ってしまったら本末転倒です。無駄遣いには注意しつつお得に利用していこうと思います。

 

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世の中に影響力があるのは強い

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トランプ大統領はすごい!

テレビやスマホを前にしてこう思うことがあります。トランプ大統領ツイッターを更新すれば、発言1つで世界中の政治や経済、株価が動きます。すごい!というかグウの音もでません。

 

今も、中国との貿易摩擦、メキシコとの壁の問題に関して呟くだけで日本経済、世界が振り回されている状況です。いい意味でも悪い意味でも、これってすごいことだなと痛感するわけです。

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ちなみに日本のTwitterフォロワー数1位は有吉弘行さんで約700万人Instagramフォロワー数1位は渡辺直美さんで約860万です。さすがに世界経済が…という訳にはいきませんが、少なからずお二人には影響力があります。

 

その一方で自分は…

と比べるものでもありませんが、やはり何かを発信しようと思ってもなんの手段もないことに気付かされます。たとえブログで記事を書いても、ツイッターでつぶやいてもほとんど目にもつけられずに終わるのが関の山でしょう。まあ当然と言えば当然です。

ですが、これは世の中に訴えたい!伝えたい!知ってもらいたい!ということがあったとき、その手段を持っていないというのは弱いと思います(立場的に)。もしそれができるのなら幸せなことだな、そんなことをふと考えたことがあります。

 

しかし

周りを見回すとブログでたくさんの方に情報を発信できている方もいます。人気なブログを見てみると子育てのことやおススメの本などを多くの人に発信されています。自分の考えや有益な情報を多くの方に、少なくとも自分よりはかなり多くの方に伝えることができています。自分が目指したいのはこういうことだなとしみじみと思うのです。

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SNSの投稿によって様々な問題が起こっています。不適切動画や情報漏洩、いじめ問題など…連日SNSがらみの報道は絶えません。SNSは怖い!けしからん!という印象も持たれかねません。もちろんネット上であるからこそ配慮が必要なこともあります。しかしこれは、SNSを使う側の問題であって、SNSそのものは大変な可能性を秘めるものです。

SNSの発達によって

今は自分のような一般人にも、考えを発信することが許された有り難い社会です。使い方には充分に気を付けつつも、細々と自分の考えを自分の言葉で発信していきたいものです。

 

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人手不足社会とルンバ

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皆さんの職場は人手が足りているでしょうか。

2018年の平均有効求人倍率は1.61倍

求職者1人につき1.61件の求人があることになります。

つまり多くの業種が働き手を求めている状況です。

 

ちなみにリーマンショック後の2010年の有効求人倍率が約0.5倍(2人に1件しか求人がない)ですので、今がらどれだけ職場に人材を求めているかがよく分かります。

 

しかし

色々な業種で「人手不足」が叫ばれている中で、「どうしようもない」「全く会社が回らない!」という訳ではないのではないでしょうか。どの職場も苦労しながらもなんとかやっているのではないでしょうか。

 

一人一人が

工夫して仕事の効率をあげたり

機械化したりしてなんとかやっているのではないでしょうか。

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世の中に目を向けてみると

スーパーでもルフレがあったり、店頭にロボットのペッパー君がいたりします。また2018年1月22日には、Amazon が提供するAmazon Goという無人のコンビニが、アメリカ・シアトルにオープンしたそうです。

このように、社会の人手不足を救う様々な救世主が生み出されているのです。

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ここで我が家に目を向けてみると

共働きである我が家の人手不足を救う救世主がいます。今やおなじみロボット掃除機「ルンバ」です。

先週購入し、1週間使いましたが、出勤前にボタン1つで帰宅後は綺麗に埃や髪の毛を掃除してくれています。

ルンバ購入のきっかけは、「仕事で疲れて帰って掃除なんてイヤッ!」という単純な動機です。ここで思い出したのが、これまで気にも留めなかったお掃除ロボットです。

「どうせお高いんでしょ…」

そう思いながらもAmazonで検索してみると、少し古い型だと3万円程で購入できそう。

いつだったか「古い型でも初発売から年月が経っているものはある程度の技術が高まっている」という文章を読んだことを思い出し、ルンバについて調べる。

ルンバが初めて発売されたのは

2002年9月(アメリカ)

だそうで、それから17年経っているので古い型でも主要な技術はかなり進んでいると勝手に判断。購入に至りました。

 

最新のルンバを使ったことがないので比較できませんが、かなり満足できる性能でした。

掃除も出勤前にルンバのボタンひとつ!

我が家の人手不足の救世主は「ルンバ」です。

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現代の「君主論」!慕われるリーダー、恐れられるリーダー、どっちがいい!?現代社会に通じるリーダー論

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「リーダーとしてどうあるべきか」

「部下(後輩)にどう声をかけるべきか」

一度は考えたことがあるのではないでしょうか。今回はリーダーとはどうあるべきかを説いたマキャベリ君主論をご紹介します。

君主(≒リーダー、上司、先生etc)が、どういった心構えで集団をまとめていけばいいか、この悩みの解決の一助となることでしょう。

本書が書かれた時代と背景

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マキャベリ(1469年~1529年)

フィレンツェ、今のイタリアに生まれ

15年に亘る官僚生活の末、43歳で失職。1513年、44歳の時に当時の国王に自分を再登用してもらうために、君主としての心構えを表した本書を献上した。

再就職のために書かれたというのは意外ですが、15年間の官僚生活には多くの金字があり、そこで学んだこと、考えたことが、本書の中に多くの具体例とともに紹介されています。


現在社会にも通じる『君主論

上記のように『君主論』は、戦乱のヨーロッパで書かれたものですから、確かに現在にそっくりそのまま取り入れるのが憚られるものもあります。ですが、現在社会にも通じる教訓が大いに詰まっていることも気付かされます。今回は以下の二点をみてみます。


⑴慕われるより恐れられる方がいい

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本書で次のように問われます。

恐がられるよりも慕われる方がいいかあるいはその逆がいいか(17章)


「慕われる方がいいな」と思われる方も多いのではないでしょうか。なかなか「恐がられる方がいい」とはならないですね…。

しかし本書では

「恐がられる方が慕われるよりもはるかに心配がない」

と紹介されています。どうして恐がられるほうがいいのでしょうか?

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なぜ慕われるより恐れられる方がいいか

①慕われていてもいざとなればたちまち離反する

②畏怖の心は刑罰の恐ろしさによって存するものだから、けっして忘れられはしない


つまり

いざというとき、恐ろしい君主は裏切られないが、慕われているだけの君主は簡単に裏切られる。人間ってそんなものです。だから慕われるより恐れられる君主の方がいい。


というわけです。悲しいですが、確かにそう言われるとそうかもしれません。ただしマキャベリはこうも続けています。

 

慕われずとも憎しみだけは受けないようにしなければならない(17章)

 

⑵君主は情を重んじるべきか

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いいリーダーは、情に厚く、徳を重んじるイメージがあります。しかし、マキャベリのいう君主はそうではありません。

君主として必要なのは、その身を保ちたいと思えばよからぬ人間にもなれる術を会得しておき、必要に応じてこれを使ったり使わずに済ませたりすることである。(15章)

君主はどうしても十分に獣心を使いこなす必要があるのだから、狐と獅子との二役を演じるように努めなければならない。(15章)

というのです。

狐…賢明さ、狡猾さ

獅子…強い存在

この二面性を持ち合わせ、上手に使い分けることの大切さを説いています。注目すべきは、狐の「狡猾さ」です。これについてマキャベリは例を挙げて説明しています。

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マキャベリの住むフィレンツェに対して反乱軍が反乱を起こしたことがありました。当時の王は、反乱軍が和睦を望んでいると知ると、反乱軍隊長と確執のあった腹心のロルカを処刑し、一部の軍隊を撤退させます。

これまで信頼して重用してきたロルカを処刑までしたのを見た反乱軍隊長たちは、和睦を認めてくれたと安心し、領土の一部を王に贈り、王の城に和睦のために訪れます。これで和睦が成立したかのように思いましたが、ここでなんと王はこの反乱軍隊長たちを全員処刑していまいます。


この王の名はチェーザレといい、マキャベリが名君主として紹介しています。この例にあるように目的のためには手段を選ばず、冷徹なことをしたとしても民衆を守ったチェーザレを賞賛しているのです。


この話を聞くと、少しやりすぎだなと思うところもあります。なにしろ戦乱の時代の話ですので…。目的の達成とはいっても1人を犠牲にしていいことはありません。現在ならあってはならないことだと思います。ですが、狐(賢明、多少の狡猾さ)と獅子(強さ)を使い分けるというのは頷けます。複雑な社会、人間関係の中を生きる私たちですから、多少の狡猾さも使い分けながらリーダーを務めるのも大切なことでしょう。


理想のリーダー論は

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ここまで見てきたのは今から500年前に書かれたリーダー論です。時代の流れにも関わらず今に通じるところが多くあるということはこれまで見てきた通りです。

今は従来の支配型リーダーシップに加え、サーバントリーダーシップ(リーダーが相手に奉仕し、相手を導く支援型リーダーシップ)など調べてみると多くのリーダー像があることが分かります。

リーダーはこうでないといけないと決めつけるのではなく、自分に合った、自分はこうなりたいというリーダー像を見つけ、それを実践していきたいものです。

 

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