トビウオ読書日和

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『運動脳』運動効果で人生が変わる!メリット7選

本日紹介するのは現在ベストセラーとなっている『運動脳』です。運動は健康に良いのは周知の事実ですが、運動は「脳」にも凄まじい効果があった!その計り知れない効果を目の当たりにして、今すぐウォーキングに出かけたくなること間違いなしです。あなたの幸福な人生の一助になるでしょう。最後までお付き合いください。

1.ウォーキングで脳が変わる

 みなさんは頭を良くしようと思ったら何をしますか?近年流行の「ナンプレ「パズル」「計算」などを思い浮かべるかもしれません。しかし研究によるとそのような脳トレはそのトレーニング自体は上達しても頭を良くすることには効果はないと結論づけています。では脳の機能を高めるには何をすれば良いか。そう、それが「運動」なのです。  アメリカの研究によると、ウォーキングを1年間続けた被験者は健康になっただけでなく、MRI検査で脳を見ると脳機能が向上していたというのです。運動があらゆる認知機能を向上させ、私たちの生活に良い変化をもたらしてくれることを示しています。

2.運動はストレスも軽減させる

 運動による効能はこれだけではありません。運動は我々のストレスを大きく抑制、除去してくれます。それは一つの働きからではなく、様々な角度からストレスに働きかけてくれるのです。

① ストレスの原因物質であるコルチゾールを低下させるだけでなく、次からコルチゾールがあまり上がらないよう抑制してくれる。

② ストレスのブレーキペダルである海馬と前頭葉が活発になり、不安の引き金となる扁桃体の活動を抑える。

③ 脳内の興奮を鎮めるGABAの作用が活発になる。

④ 筋肉にはストレスを無害化する働きがあり、運動で筋肉がつくとその働きが大きくなる。

これらの働きにより、週に2日以上運動をする人は大きなストレスや不安とほぼ無縁であり、運動をする子どもも心が穏やかになり、自分に対する自信が増したといいます。

3.運動が集中力を高める

 運動することにはまだメリットがある。それは私たちの「集中力」を高めてくれることだ。運動によって脳の機能が変わり、集中力を高めてくれたという実験がある。特に注意散漫であった人には効果が大きく、並の注意力の人に対しても運動は効果があった。さらに運動を長時間やるとそれだけ大きな効果があったという。

4.運動には抗うつ剤と同じ効果がある

 運動をした後に心が晴れやかになった経験は誰しもあるでしょう。運動をすることによって幸せホルモンである「セロトニン」「ノルアドレナリン」「ドーパミン」が分泌されるからです。抗うつ剤にも同じ働きがありますが、これと同じ働きが副作用なしに得られるのが運動なのです。  アメリカの研究によると、抗うつ剤を服用した人と運動をした人とではうつ病から回復した人が同じ人数だったようです。  運動の持つ心を落ち着かせ、晴れやかにさせる働きは絶大です。

5.運動が記憶力を向上させる

 さらに運動をすれば記憶力が格段に向上したといいます。これは運動によって脳の血流が促進されるためだと考えられます。運動は少し長めに歩いたり、30分ほど走ったりするだけで良く、何時間も走り込む必要はありません。逆に疲労を覚えるほどの運動をすると逆効果になるそうです。そして著者は記憶力を最大限に高めたければ運動と学習を同時に行うと良いと述べています。

6.運動が脳の新細胞生成を加速させる

 昔は脳細胞が新たに生まれることはないとされていました。しかし近年の研究で成人の脳の海馬で毎日1400個の新たな細胞が生まれていることが分かっています。そして運動によってこの新たな脳細胞の生成がなんと2倍になることも分かっています。

7.運動は子どもにも良い影響を与える

 これまで見てきた運動の画期的な好影響は大人だけに限った話ではありません。同様の(もしくはそれ以上の)結果が出ています。親が子どもに運動をさせることは確実に子どものためになるでしょう。

8.ウォーキングとランニングはどちらが良いか

 まずストレス緩和を目的とするなら、筋トレよりも有酸素運動(ウォーキングやランニングなど)が良い。そして、ウォーキングとランニングとで更に効果があるのは「ランニング」です。私たちは心拍数が上がることは不安の現れと認識し、ストレスや不安感を感じます。ですがランニングをしている人は心拍数が上がることが悪いことではないと身体が理解しており、不測の事態にも順応できます。これはウォーキングだけでは得られない効果です。

9.どれだけの運動量をどれだけの頻度で続ければ良いか

 運動を実践したいという意欲がみなぎっているのではないでしょうか。では、どれだけの運動をすれば良いのか。以下著書より抜粋しまとめました。

《運動の種類》

 有酸素運動(ウォーキングやランニング)

《一回の運動量》

 少なくとも20分は続けてみよう。もし体力に余裕があれば、30〜45分続けよう。

《期間》

 それを習慣にしよう。長く続ければ、さらなる結果が期待できる。海馬と前頭葉、つまり脳内のブレーキペダルが強化されるには少し時間を要する。すぐに効果が出るものもあれば(創造力など)、すぐに効果が出ないものもある(海馬の肥大化など)ので数ヶ月続けましょう。

ただし一歩歩くだけでも効果はあり、運動を少しでも習慣化することが大切だと強調されています。少しの量でもいいので毎日の生活に有酸素運動を取り入れていきましょう。

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