仕事でやるべきことのTODOリストを作っている人もいるでしょう。やりたいことリストというものもあるのをご存知でしょうか。私はその中の1つに「車中泊」というのを挙げています。
↑これを参考にやりたいことリスト作りました。「やりたいことリスト」という発想が面白い。
いつかやりたいなとリストに入れていましたが、9月の最初の三連休、嫁は友達と旅行、ということで時は満ちた、今しかない。この思いで出発しました。車種はHONDAのFIT(コンパクトカー)です。
手段が目的であることに気付く
車中泊の大きなメリットの1つは「費用が安い」ということです。そのためお金を節約したい人の場合例えば
【目的】遠方の飲み会に安く参加したい
【手段】車中泊をしよう
もしくは
【目的】安く旅行に出かけたい
【手段】車中泊をしよう
といった具合になるかと思います。しかし旅の途中で気づきました。私が今やろうとしていることは
【目的】車中泊をしたい
【手段】旅行に行こう
本末転倒…
揺れる思い
19時になり腹も減ってきた。と、ここで良からぬ気持ちに襲われる。
「帰って家で寝たほうが絶対心地いいよね。帰ろうかな。」
元も子もありません。しかし家に帰ろうと思えば充分に帰れる距離。私の気持ちは揺れていました。
しかし「ダメだここで引き下がっては、一生車中泊なぞできん!」と心を奮起し、手頃な居酒屋の暖簾をくぐり、ビールを一杯あおりました。これによって翌朝まで車を運転できない体に仕上げ、車中泊せざるを得ない状況に自らを追い込んだのです。
ワクワクがとまらない
しっかりとシメのラーメンまで楽しんで帰宅(この日の場合は帰車)した私は、車内に布団を引きました。後部座席をフラットにし、家から持ってきた普通の敷布団を引くだけの簡易なもの。しかしこれだけで車内がいつもと違う、まるで秘密基地にでもなったかのようです。私はワクワクが止まりませんでした。思い出される修学旅行の夜。さあ寝よう。
迫りくる不便の波
寝よう思ったが問題も多い。しかし私も大人です。どんと来い。
問題① あっ、歯を磨いてない…
凡ミス。サービスエリアなどで車中泊していれば洗面台もあったでしょうが、今回はそうではありません。仕方なくコンビニでマウスウォッシュを購入し、今夜は液体歯磨きで就寝。
問題② あっ、暑い
9月も中旬でしたので、だいぶ涼しくなっているかと思いきや夜中の気温28℃。窓を3cmずつ開けていましたが、暑い暑い。窓を5cm開けることで、幾分かマシになり就寝。
問題③ あっ、かゆい…
普通に考えれば分かるミス。だいぶウトウトし始めたとき、足に違和感が…。「むむ?かゆいぞ!」窓を開けていることで蚊が侵入してきたのです。一難去ってまた一難。耐えきれなくなり、車を後に、外へ散歩に出ました。30分ほどフラフラと歩きました。どっか漫画喫茶にでも転がり込んで眠ろうか。本気で考えました。でもそんなことはしません。私は車中泊をするために旅に出たのですから。
問題④ あっ、段差が気になる
時間が経てば夜の気温は下がるものです。外の気温は26℃まで下がり、窓をあまり開けずとも暑さ問題はだいぶマシになっていました。
そしていざ寝ようとすると寝床の段差が気になるのです。後部座席をフラットにしているとはいえ、若干の段差が生じてしまいます。これは車内で寝転んでみるまで気付きませんでした。車内にたまたま入れていたヨガマットを使い、ある程度フラットにし、就寝。
達成感と共に起床
気付けば外から明るい日差しが差し込んでいました。時計を見ると6時を回ったところでした。車中泊に成功したのです。布団を畳み、サンシェードを外し、車を出しました。ついにオレはやり遂げたのだ!!
次につながる楽しさ
なんて楽しいんだ。何が楽しいって上手くいかなかったところが楽しいんです。「次は防虫ネットを持って行こう」とか「次は10月にしたら涼しいかな」とか考えると工夫する楽しさが芽生え、ワクワクしてきます。また10月にもっと快適になるよう工夫して車中泊したいと思います!楽しみです!
学んだことまとめ
・車中泊は9月下旬からがいい
・防虫対策って大事
・車のフラットはちゃんとフラットではない
車中泊グッズ
本実践後、こちらを購入しました。車中泊にぴったりの季節、皆さまも一緒に冒険しませんか?
☆車中泊は防犯、防虫対策をした上で、近隣へのマナーを守って行いましょう。
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